この記事から3週間後のこと。

 

この時期は完全に調子に乗っていた。

 

ストを始めてすぐに結果が出たし、ネトでも継続して即れていたからだ。(実際、運が良かっただけである。その証拠に地方子しかスト即出来ていない笑)

 

昔から自分は調子に乗りやすい。内心イキっていたりする。

 

客観視するとキモいが何をやってもそういう時が一番結果が出るのは不思議なものである。

 

 

そんな調子に乗っていた僕は本気で恋することになるとは思わなかった。

 

某街で合流してストることに。

その日は界隈の人気者のあの方に誘われて初めてストをした日に仲良くなった年の近いクラスタと合流することになっていた。

 

彼を待ちつつ、完ソロしてみようと意気込むもやはり地蔵をしてしまう。

 

しばらく徘徊し、声かけを試みるもついていくのがやっと。声が出ない。

 

イヤホンしてたし、カフェ入りそうだったし、怖そうだし。何かと理由を付けて逃げていた。(これに関しては未だに治りきっていないのであるが...)

 

またしても完ソロはならずか。

 

少しでも一人で声かけできるようになりたい。

 

そんなことを思っていると合流予定だった彼が来た。

 

彼といつも通りクラスタが良くいる場所へと向かう。

 

二人で話しつつ歩いていると僕の目は左斜め前方から歩いてくるスーツ姿の女性を捉えた。

 

身体が勝手に動いた。

「ごめん、ちょっと行ってくる。」

 

合流直後の彼にそう言って、スッとスーツ姿の女性のもとへ足を運ぶ。

 

身体が勝手に動いたのだ。

 

先ほどまで地蔵していたのが嘘のようにその女性のもとへ直行した。

 

気付いたら声をかけていた。

 

一声目はこんばんはだったのかお疲れだったのか分からないがごく一般的な声かけ。

 

相手も驚いているようだったが自分自身で驚いていた。

 

とても不思議な感覚だった。何かのゾーンというかモードに入ったみたいだった。

 

あの感覚を忘れることはないがあれ以来、あの感覚を味わっていないし、自ら入ろうとしてもそのゾーンには入れていない。

 

直感で可愛いと思ったからというだけではなかった。

 

しかし、近づくとやはり、可愛いし美人。

 

可愛さが少々強めの美人という感じ。とてもタイプだ。

 

下手くそで今考えると不自然な自己開示をしつつ、相手が何をしていたのかを相手が持っていた服屋の紙袋をいじりつつ聞いてみた。

 

その街にはあまり来ないらしいが、買い物をしていたそう。

 

連れ出し打診をしてみるも

 

「終電なので。」

 

と言われる。

 

嘘なのは一瞬でわかった。

 

なぜならまだ21時になる前だったからだ。

 

帰る場所を聞くと答えてくれた。

 

やっぱり終電な訳がない。その駅から30分で着く駅だ。

 

こう言われては崩し方が分からなかった。

 

なのでとりあえず、LINE打診をしてみる。

 

「LINEは交換できません」

 

爽やかに断られた。

 

おっと。まずい。どうにか繋ぎたい。

 

その時、ちょうど新しく作り、フォロワーを増やし始めていたインスタ垢があった。

 

「インスタなら良くない?」

 

苦しまぎれのインスタ打診。

 

「インスタなら良いですよ」

 

通った。

 

安堵するも、こんだけ可愛いし望みは薄そう。そう思っていた。

 

インスタのアカウントを交換するも、どちらにせよ帰るというので駅まで送る。

 

駅まで送る途中に地方から出張で来ていて、ある駅のホテルに泊まっていることを教えてくれた。

 

笑顔で送り届け、合流していたクラスタの元へ戻る。

 

インスタとはいえ単純に嬉しかったので、彼にインスタ垢をゲットしたことを報告した。

 

運命のブーメラン

僕はブーメランを投げることにした。

 

初めてのブーメラン。

 

その頃どなたかの記事で誠実系のブーメランの話を読んでいたので、素直な自分の気持ちを入れて誠実系の文章をブーメランに乗せた。

 

「とてもタイプだったのでまた会いたいです。そっちの駅に行くので軽くカフェに行くかご飯でも食べませんか。今日会わなかったらもう一生会わない気がするので。」

 

ブーメランを投げた後は2人でストをした。

 

ブーメランを投げたことは頭の片隅に置きつつ、声をかけていた。

 

2声くらいした時だろうか。

 

ブーメランが返ってくるのか気になりインスタを開く。

 

返信が来ていた。

 

「先ほどはどうも。良いですよ!」

 

上手くいった。

 

余裕を持った時間を決め、僕たちは会うことになった。

 

スト2即への期待と相手の可愛さにワクワクした。

 

調子に乗っていた僕はさらに調子に乗りコンビで声をかけ、スト高二人にあしらわれたりもしたが楽しくストを続けた。

 

約束の時間が近づく。

 

相方には悪いがブーメランを回収しに駅に向かった。

 

この後、相方もスト初即を決めたので後から思えばとても良い日だったと思う。

 

再会

彼女のホテルのある駅へと電車で向かう。

 

向かって和めば終電は無くなろう時間であった。

 

負けたら人のいない街で一人過ごすことになるであろう。

 

そんなことをふと思うが関係なかった。そうなったらそうなっただ。

 

それよりもこのチャンスを掴みたかった。

 

電車を降り、約束の出口へ向かう。

 

出口を出てすぐのところで彼女は待っていた。

 

「ごめん、来てくれてありがとう!」

 

僕はそう言って歩き始める。

 

夜中に、心が踊り始めた。

 

 

続く。

 

 

 

 

 

 

 

 

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